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50代60代で定年後、引退後のことを聞かれたら何と答えるか

50代60代で定年後、引退後のことを聞かれたら何と答えるか|ながらすたいる

 

 

 

人生後半戦は50代60代歳から

50歳の時に定年後、引退後のことを聞かれたら、「そろそろ考えなければならないんだよね」と答えていたかもしれない。55歳の時に同じことを聞かれたら、「考え始めてはいるんだけどさ」と前置きをしながら話していただろう。あいにく自分は聞かれることはなかったが、みなさんならどう答えるだろうか。

 

そして60歳になったときに定年後、引退後のことを聞かれたときに「考えているんだけどねぇ」と答えるようでは遅きに失するだろう。人生100年時代といわれる昨今では50歳は人生の中間地点、65歳から第二の人生が始まるのではなく50歳から始まると考えたほうがよいのではないだろうか。

 

人生にはいくつかの節目がある。50歳時点での仕事も生活も人それぞれだろうがひとつの節目であることは間違いない。

 

 

 

老後資金とは何歳から必要か

 

定年後、引退後で一番最初に考えることが老後資金である。老後資金とは「老後に必要な生活資金」である。生活資金は老後でなくても必要だ。では老後の生活資金とは何歳からの生活資金だろうか。

 

老後の目安は健康寿命を参考にすると2018年時点では男性72歳、女性74歳となっている。健康寿命は平均値であり個人差はあるので、おおよそ70代前半から老後が始まると考えてよいと思う。

 

生活資金は仕事によって得られる収入と生活による支出がある。この差がプラスであれば余剰資金となり貯蓄(資産)、マイナスになれば負債となる。

 

70代以降の仕事と生活が考えられなければ、老後資金についても考えられないということになる。

 


 

老後は25年、人生の4分の1

 

75歳から老後と考えると、今から75歳までの仕事と生活と75歳以降の仕事と生活を分けて考える必要がある。とかく世間では人生100年時代の老後という漠然とした期間が取り上げられているが、実に75歳時点では人生は25年が残っている。その期間にどのように生きるかということを考えるのは75歳になってからではない。

 

75歳になってから考えるのでは遅すぎるということではない。考えたくても考えられないかもしれないのだ。認知症というリスクもあるし、時代が変わるスピードは年とるスピードよりも速いからだ。頭の回転が遅くなることもやむを得ない、むしろ遅くなることを前提にして老後の期間を考える必要がある。

 

 

 

50代で777万円、60代で558万円

 

人生後半戦になってから、つまり50歳を人生後半戦の起点として75歳までの仕事と生活を考えることはできるだろうか。平均世帯所得は世帯主が50代では777万円、60代では558万円となっている。貯蓄は50代が1699万円、60代が2382万円となっており、負債(主に住宅・土地)は50代で617万円、60代で205万円となっている。

 

50代60代になるまでは負債よりも収入が多いので貯蓄ができているという暮らしぶりがうかがえる。このような資料で表される平均値は中央値(全体の真ん中)よりも高く出る。一部の富裕層が平均を引き上げているからだ。別の資料では貯蓄(金融資産)が無い世帯は50代で31.8%、60代で29.4%になっている。

 

 平均値を基準にして老後の仕事と生活を考えることはあまり意味がない。平均値の仕事や生活を考える必要はない。自分の仕事と生活を考えることのほうが重要だ。

 

平成29年 国民生活基礎調査の概況 PDF(厚生労働書)

2017年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] PDF(金融広報中央委員会)

 

 

理想に現実を近づけるのではなく

 

50歳を過ぎたなら、時間は黙っていても何もしなくても過ぎていくことを理解していない人はいないだろう。現在50歳なら75歳までの25年間、55歳なら20年間、60歳なら15年間、65歳ならあと10年間、どのように生きていくかは考えがまとまっていなくても、どのように生きていきたいかは考えることができるだろう。

 

理想と現実を考えると、理想に現実を近づけるようなイメージがあるかもしれないが、実際には理想を現実に近づけるようになると考えたほうがよい。ライフプランを立てることは大切である。ただしライフプランは理想であって、ライフプランを立てただけでは現実が理想に近づいていくことはない。

 

大切なのは現実に合わせた仕事と生活を組み立てることである。
今日はここまで。(つづく)

 


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