【「ながらすたいるでいこう(前編)~ 独立した軸とは】からの続きです。
「ながらすたいる」を行なってわかること
今の仕事と生活でも時間が足りないのにこれ以上は独立した活動は無理だと思われるかもしれません。無理と決めてしまえば無理です。いつか時間ができたら考えてみようと思っていても、そのような時間は訪れるとは限りません。受け身の考え方では訪れることはないのです。
仕事と生活から独立させたい時間はなんだろうと考えるだけでもできないでしょうか。もし考えることができるならその考える時間自体を独立させてみてはどうでしょうか。今日明日考えて止めてもかまわないのですが、それではなにも変わりませんので続けることが必要です。
仕事と生活をしながら、仕事でも生活でもない独立した時間を持つことはこれからの生き方を考えることになります。好きなことをしたい、やりたいことがあると思っても、その先に進まない場合は考える時間を作るという形から入ることです。
時間がないと思えば毎日30分の時間を作ることから始めてはどうでしょうか。1日だけではなく毎日30分の時間を作るということは簡単なようで計画的に行わなければ30分の時間は作れません。すでに時間があるのであれば、仕事と生活の時間から独立させる時間について考えてみましょう。
残業が少なくなって時間が余るとか、定年後に時間を持て余すとか、そのような人はすぐにでも「ながらすたいる」に移ることができます。また忙しくて時間がないという人は、毎日30分という時間を作る、考えることだけでも始めてはどうでしょうか。
「ながらすたいる」は「Σ(シグマ)」でいこう
「ながらすたいる」には「ながら時間を持つこと・第三の時間を持つこと」の2つがあるとお話ししてきました。ながら時間と第三の時間は次のように表せます。
ながら時間=仕事時間 × 生活時間 × 第三の時間
1日24時間=仕事時間 + 生活時間 + 第三の時間
「ながら時間」は同時に行うのではなく並行して行うことであり、「第三の時間」は仕事時間と生活時間とは独立した時間です。
「ながら時間」と「第三の時間」を1日単位で考えるのではなく、長い期間で考えると「仕事時間 + 生活時間 + 第三の時間 + ながら時間」の繰り返しになります。
仕事時間 + 生活時間 + 第三の時間 + ながら時間 = T₁ とすると、
「ながらすたいる」は、T₁ + T₂ + T₃ + ・・・・と続くことになります。
このように連続する式を「Σ(シグマ)」という関数で表すことができます。
ながらすたいる=Σ(仕事時間 + 生活時間 + 第三の時間 + ながら時間)
と表すことができます。
わざわざ「Σ」という関数を使ったのは、続けなければ意味がない、効果がないということを表したかったからです。
「Σ」の上下に数字が入ることをイメージした方は、期間を表す数字と考えてみてください。何歳からはじめて何歳で終わると考えてもよいと思います。
「ながらすたいる」は
ながらじかんと第三の時間を繰り返して持つことが大切
(了)