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ビジネスに必要な3つの「カン」

ビジネスに必要な3つの「カン」|ながらすたいる bixlix.com

 

 

ミニマルビジネスを始めるにあたって7つのビジネス要素(経営資源)についてお話ししました。「ヒト・モノ・カネ・情報・時間・場所・顧客」の7つです。今回は3つの「カン」についてお話しします。

 

簡単・誰でもできる・初心者可は本当か

 

ミニマルビジネスは小規模のリスクのないビジネスですが、「誰でもができる」ということはありません。よく「簡単・誰でもできる・初心者可」のような文言が飛び交っていても、実際には始めることはできても続けることができないことがほとんどです。

 

経営資源の「ヒト・モノ・カネ・情報・時間・場所」の6つは他の人のノウハウであったり、他の人の力を借りることで準備できます。7つめの「顧客」は自分の力で集めなければなりません。顧客を集めるノウハウも体系化され、(なんちゃら)マーケティングとして知れ渡っています。

 

オリジナルの経営資源がなくても他の人の真似から始めることはビジネスの常套手段ですが、今回お話しする3つの「カン」を最初から備えている人は少ないと思います。むしろ3つの「カン」を身に付けながらビジネスを行うと考えたほうが良いでしょう。

 

 

 

 

ビジネスには説明不可能なこともある

 

3つの「カン」とは「観・感・勘」です。

 

ビジネスの「世界観」を持つ

 

「観」は観察の観であり、主観・客観の観であり、世界観の観です。まずビジネスの対象としているヒトでありモノ(コト)であり、よく知ることが必要です。直接観察することはもちろん必要ですし、対象に関する広範な知識も必要です。

 

そして観察と知識を元にして自分なりの主観的な方向性(ミッション)と客観的な評価(バリュー)を行います。その結果としてビジネスで実現したい世界観(ビジョン)を持つことができ、これが自分自身のビジネス観になります。

 

数値では説明できない「感」

 

ビジネスには経営資源を基にした数値での判断と言葉には説明しずらい感覚での判断が必要です。例えば、美味しいという感覚、楽しいという感覚、満足という感覚、どれもビジネスには必要ですが数値化される感覚ではありません。数値だけで表現すると複雑に絡み合うからです。

 

感覚という領域はやがてセンサーとAIで数値化が実現されるかもしれませんが、ミニマルビジネスではセンサーとAIに投資する必要はありませんし、できません。自分の感覚を信じるしかないのです。感覚は1つの感覚だけでなくすべての感覚の総合的判断です。あらゆる感覚を磨くこともビジネスには必要です。

 

オールドビジネスの「勘」

 

オールドビジネスでは「経験・勘・度胸・丼」と最近のビジネスでは否定されたり揶揄されたりするものがあります。この中で「勘」は観と感に通じるものがあり、ミニマルビジネスでも必要になります。

 

ミニマルビジネスでは「時間(とき)」が大切だということは以前にもお話ししました。時間(時)の中でも機会(チャンス)と時機(タイミング)を逃さないことが大切で、これを判断するのが「勘」です。理路整然と理屈・理論を組み立てるより素早く行動に移すためには「勘」が必要です。

 

「勘」は天性の勘と経験上の勘がありますが、判断する、決断するための最後は「勘」に頼ることになります。「勘」を身に付けるためには結果が出た後に常に振り返ることで勘を養えます。

 

 

 

 

7つの経営資源と3つのカン、プラスもう1つ

 

ミニマルビジネスを始めるのに7つの経営資源と3つのカンが必要なのか、と多くの人がこの段階で諦めてしまいます。難しい、面倒くさい、自分には無理だという感想もよくあります。ある意味、私は最初の段階で自分で自分を篩(ふるい)にかけて欲しいのです。

 

目先の金銭的な利益だけのためにビジネスを行うのではなく、ビジネスの本質を考えて欲しいのです。その上でどうしてもやってみたいビジネスがあるのであれば、ミニマルビジネスから取り組んではどうでしょうか。

 

最後に7つの経営資源と3つのカンに加えてもう1つだけ必要なコトがあります。かつて私はこれらの合計10の要素を結び付けるのはマーケティングだと考えていました。要素のそれぞれは理解できるのですが、要素同士を結び付けるものが抜けているように感じていました。

 

それがモチベーションだったり、パッション(情熱)だったりエモーション(情動)だと思っていました。たしかにこのような感情的な盛り上がりは必要ですが、常に持ち続けることは私にはできませんでした。ときにはリラックスしたいし、しなければならないと思っていました。

 

目に見えないなにか、それはネットワークで表される線状の網目の数理モデルではなく、ひとつひとつの要素が融け合うようにつながっていく状態です。なんと表現してよいのか現状ではわかりませんので、「(仮)マーケティング・ネットワーク」と呼ぶことにします。長いので「MN(エムエヌ)」でもいいかもしれません。

 

 

MN的に10の要素を考えてミニマルビジネスを始めよう

 

ということで、次回からはひとつひとつの要素をMN的に考えてみたいと思います。