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「モノ」と「情報」があふれる時代のミニマルビジネス

「モノ」と「情報」があふれる時代のミニマルビジネス

 

 

 

モノ余りの時代の時代、情報過多の時代と呼ばれてどのくらい経つでしょうか。1980年代には飽食の時代という言葉も使われていましたから、1980年以降と考える人もいるでしょう。情報過多についてはインターネットが普及してからという人もいるでしょうか。

 

ところが時代の進化は常にモノ余りと情報過多を生み出しています。ことさらにモノ余り、情報過多と使うのはモノや情報を処理しきれない人達の自己擁護として使っているような気さえします。

 

 

モノ・コト・サービスが一体となった商品

 

経営資源で「ヒト・モノ・カネ」のモノが指すのは物的経営資源で製品や設備を指します。一般的にはモノは有形の商品を指すことが多いのですが、有形の商品だけではなく無形のコトやサービスも商品として提供されています。

 

単に有形のモノが商品になるわけではなく、客観的に付加価値が付いていて需要がある場合に商品価値があると認められ、交換の対象になります。モノの商品価値には問題を解決したり不足を充足する価値と欲求を満たしたり願望を実現する価値の2通りがあります。

 

つまり根本的な商品価値とは有形のモノにこだわる必要はなく、無形のコト・サービスでも有形のモノと同じように商品価値があることはすでに多くの人が理解しています。さらにモノ・コト・サービスが一体となった商品もあります。

 

「モノ」の質が良く、導入前後の「サービス」があり、利用者のコミュニティという「コト」までを提供している商品です。

 

 

ミニマルビジネス(ミニビズ)の商品とは

 

このような一体となった商品はあってもワンストップですべてを提供しているビジネスは多いとは言えません。モノを売っている部署とコト・サービスが別の部署で行われているのはよくあることです。

 

またコト・サービスを提供しているビジネスではモノの提供も行うことがありますが、やはり外部への委託だったり、質的に満足のいかないものがあったりとワンストップでビジネスが成立していることは少ないように思えます。

 

個人で行っているビジネスはワンストップで行えるのですが、すべて自分で行っているがために、なにか1つ問題が起きるとビジネス自体がストップしています。ミニビズではモノ・コト・サービスをすべて扱うのではなく必要最低限のモノ・コト・サービスのいずれかに絞り込みます。

 

その代わりに自分のミニビズで行わないモノ・コト・サービスについては情報をオープンにして外部と共有することで他のビジネスと連携を諮ります。

 

 

 

 

 

もし私がコーヒーショップを開店するのなら

 

少しばかり具体的な話をします。私はコーヒーが好きです。かといってなんらかの資格を持っているわけではありませんし、経験豊富なわけではありません。自分で淹れたコーヒーを毎日飲んでいるだけです。今は朝に一杯飲むだけですが、毎日欠かしたことはありません。

 

これだけのことでコーヒーショップができるのかと思うかもしれませんが、これだけではビジネスとしては成り立ちません。例えば、フェアトレードの生豆、自家焙煎、ペーパードリップ、ストレートオンリーなどなど自分の好みを出したモノづくりになると思います。

 

これらを「こだわり」と言っても共感して足を運ぶ人は少ないでしょう。つまり好きなモノを提供してもビジネスにはなりません。かといってメニューの幅を広げたり、適正価格より値下げしたのでは、これまたビジネスにはなりません。

 

コーヒーだけを提供するならコンビニコーヒーにも及ばないでしょう。

 

##ミニビズとして成立させるためには

 

コーヒーを飲めさえすればよいという人はコンビニに、バリエーションが豊富なほうがよい人はチェーン店へ、味と香りこそコーヒーの命という人は専門店に行くでしょう。ではどんな人をターゲットにするとよいのでしょうか。

 

コーヒーの資格は持っていなくても情報を集めることはできます。生豆の原産地の風土・気候、生産者の情報から輸入までの経路、ロースターの紹介、なぜこの豆が好きなのか、風味はどうなのか、などなど情報を事細かに集めることはできます。

 

そこからコーヒー淹れる器具、水と温度、豆の挽き方、飲み頃と飲み方など、興味のない人にとっては聞いても右から左に抜けていくでしょう。それでもこのような情報を集めてオープンにしていくことがコーヒー全体の味わいになります。

 

味ではなく「味わい」です。コーヒーというモノではなく、コーヒーという情報でもなく、コーヒーの味わい方をビジネスにするのです。コーヒーを飲むという行為は特段意味を持って飲む人は少なく、なんとなく飲む人に「味わい」を提供するのです。

 

 

 

 

 

リターナブルカップがあればコーヒーショップをもあり!?

 

私がコーヒーショップをビジネスにしないのは提供する場所とカップがないからです。カフェや喫茶店スタイルでは場所代という経費がかかります。ですのでテイクアウトをでビジネスを行いたいのですが、紙コップで飲むコーヒーは好きではありません。

 

自分が好きでないものを手軽で便利だからといって提供することに抵抗があります(紙コップで飲むビールも好きでない)。ドイツのようにリターナブルカップの仕組みが日本でもできればコーヒーショップもありかなと思っています。

 

ミニビズはモノ・コト・サービスをワンストップで提供するのではなく、1つだけに絞り込み豊富な情報を付け加えることでビジネスになると私は考えています。