ワークスタイル ✕ ライフスタイル (1) ~ 生活パターンとリズムを考える

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自宅という生活の場に仕事を持ち込むのですから、職住分離で働いていた人やその家族にとっては生活リズムが変わったと感じたのではないでしょうか。前回お話ししたように自宅で仕事をする場合は、仕事時間✕仕事場所✕家族の有無で12パターンが考えられます。

この他にも事業の業種や業務、事業体が組織か個人か、設備や所定の仕事道具が必要か、また職務や経験年数によっても違うでしょう。なによりも仕事が細分化されて共通化されているかといことが重要なポイントになります。単に場所を変えるだけで仕事が可能になるというわけではありません。

仕事や働き方が多種多様であれば、仕事を生活に合わせるのではなく、生活を仕事に合わるという考え方にしたほうがスムーズに在宅ワークを行うことができます。

 

 

 

生活パターンは多種多様に見えてそうでもない

 

生活パターンも世帯の数だけパターンがあるように思えますが共通することも多いのです。例えば自宅で眠る時間と場所は毎日ほぼ同じですので、この時間と場所では仕事ができません。食事、入浴、洗濯などの時間と場所も同じパターンですのでこれらも動かすことができず、仕事ができません。

仕事がある日とない日の生活パターンは違うように見えても、仕事のあるなしで2パターンに分けられることは共通しています。ひとり暮らしと家族や同居人がいる場合も分けて考えます。家族や同居人がいる場合は共有部分がありますが、占有時間が明確になっていれば仕事は可能です。

自宅の場所と時間をマトリックスの表にして、どの場所をどの時間に誰が使っているかを知ることから始めます。職場で仕事をしていた人は平日家族がどのように仕事をしているかもわかりませんし、もう一方では家族が職場でどのように働いているのかも知りません。お互いが知ることが在宅ワークの第一歩です。

ひとり暮らしの場合も同じように場所と時間を表にして生活パターンを分類してみます。あまり広くない場合は部屋というよりももう少し細かく分類したほうが在宅ワークをどのゆに行うべきかがわかるようになります。例えば、ソファ、ベッド、風呂というように分けるようにします。

 

こうすることで仕事がある日はどのように使っているか、仕事のない日はどのように使っているかがわかります。最も多く使っている時間と場所を把握します。

 

 

生活リズムを間取りと動線で考えてみる

 

生活パターンを時間と場所を表にして分類した後に、今度は間取りを書いて考えてみます。最もよく使う場所はどこか、自分と家族や同居人をそれぞれ考えると利用頻度が高い場所がわかります。その場所が動線の起点になっていますので、この場所が在宅ワークを考える1つめのポイントとなります。

起点があれば終点があります。最近の住宅は寝食分離、親子分離、場合によっては夫婦分離という暮らし方をしています。また人とモノ、つまり収納する場所や家財も増えています。収納する場所や家財の前はデッドスペースとなりやすい場所です。収納の出し入れにしか使わないスペースになっていないでしょうか。ここが2つめのポイントです。

3つめのポイントは時間と動線の関係です。仕事を行う場合は日中が多いので日中の動線で使っていない場所はないでしょうか。生活動線が活発に動く時間帯に仕事を行うのではなく、早朝と通勤にあてていた時間を仕事時間に振り返ることもできます。在宅ワークでは細切れの時間をつなげて使いやすいのです。

動線は工場や倉庫、オフィスや店舗で検討されことが多く、家庭内では間取りや家事などを踏まえて検討する考え方です。在宅ワークは自宅での動線を把握することで仕事を行う時間と場所を考えることから始まります。

 

 

動線を考えたシンプルライフでワークスペースをつくる

 

自宅の間取りと家具の配置は生活動線で考えらえれています。そこに働く環境を設けることは新たな動線を設けることになります。もっとも影響がないのが個室を仕事場にすることですが、必ずしも日常の生活で使っていない部屋があるわけではありません。

生活動線から外れている場所に働く環境をつくる、または時間帯によっては生活動線が発生しない場所に働く環境をつくることができれば、日常の生活にもあまり影響がありません。おそらくは頭の中でそのような場所を考え見つけていると思います。

生活動線を変えずに対応できるのは一時的な場合だけで、今回のような新型コロナ禍が長引いている地域では生活動線を見直して働く環境を作るべきでしょう。生活動線を見直すときには動線を細くしないように注意しなければなりません。

例えば、家具を動かしたり、廊下や階段に荷物を置くなどして、通路を狭くするようなことは避けなければなりません。生活動線を中心に考えると自ずとシンプルな暮らし方になります。モノが少ないのではなく、生活動線にモノを置かないことで、動線範囲が広くなります。

 

部屋を広く使うことができれば働く環境(ワークスペース)もつくりやすくなります。在宅ワークをワークスタイルを変えるのと一緒にライフスタイルも変えるよい機会にしましょう。

 

 

次回は在宅ワークを取り込んだシンプルライフについてお話しします。