ワークスタイル ✕ ライフスタイル (2) ~ 在宅ワークとシンプルライフ

ワークスタイル ✕ ライフスタイル (2) ~ 在宅ワークとシンプルライフ|ながらすたいる・えっくす www.bixlix.com

 

 

 

前回は自宅にワークスペースをつくるために動線から導き出す方法をお話ししました。ワークスペースをつくるためには動線の他にも方法があります。その方法とはシンプルライフをベースにした方法ですので、今回から在宅ワークとシンプルライフの関係についてお話ししたいと思います。

 

 

 

シンプルライフの基本的な考え方

 

シンプルライフには2つの意味があります。1つめは日常の生活でのシンプルライフ、もう1つは人生の生き方としてのシンプルライフです。在宅ワークは前者のシンプルライフに影響する働き方ですので、日々の生活をイメージしながら読み進めてください。

 

1.「モノ」から始めるな

 

シンプルライフというとモノの少ない生活と考える人も多いと思います。単にモノを少なくするのであれば捨てればよいことですが、「捨てる」ことに抵抗を感じるのでなかなかシンプルライフにならないと感じている人もいると思います。

モノが増えた時には必ず必然性があります。必然性は過去と未来に分けられ、過去の必然性とは思い出やもったいないという感情から保管するという行為になります。未来の必然性とはモノから生じる便益や不安・恐れなどの感情から保持するいう行為になります。

 

モノを捨てられない行為は理屈よりも感情から生じています。

 

モノのもとはコトとヒト

 

モノを捨てられないのは常にモノにコトが関わっているからです。さらにコトにはヒトが関わっています。ヒトとは他者ばかりではなく、過去の自分や未来の自分の場合もあります。モノを捨てる行為がヒトとの関係を断ち切ってしまうのではないかという不安にかられるからです。

モノに思いを込めるのは悪いことではありませんし、モノにつながるコトに意味を見出しても不思議なことでもありません。モノ・コトとヒトを結びつけるのも自然なことです。ただ「結びつける」という関係性はモノ・コト・ヒトの数が増えれば増えるだけ複雑になります。

 

複雑さとシンプルは相反します。シンプルライフでは複雑さを少なくしなければなりません。

 

複雑さを少なくするのは心の在り方

 

けっきょくそこか!と思わずに読み続けていただきたいと思います。同じことが起きてもよく考えるときと悪く考えるときがあるように、心の中は常に揺れています。外側からの刺激で心が揺れることもありますし、内側から生じる揺れもあります。

シンプルに考えようと思ってもなかなか継続できないのは、心の揺れ幅が大きいことが原因となっています。揺れ幅を小さくするためには、自分の考えと向き合う時間を持つことです。最近ではマインドフルネス、それ以前は瞑想と呼ばれていた状態を持つようにします。

 

一日に一度、「シンプルな日を送ろう」と自分に問いかけるだけです。シンプルの解釈は人によって違いますので深く考えることはありません。むしろ他の人と比べないことが大切です。

 

 

 

 

 

2.「男は直線、女は曲線」

 

「男は直線、女は曲線」という考え方は多くのことについて当てはまります。前回お話しした自宅内の生活動線も男性が考えると直線の動線になりますが、女性が考えると必ずしも直線ではなく結果を重視した動線になり曲がり角が複数発生することもあります。

男性はプロセス重視で同じ結果を出すために時間を短くすることを優先して考えます。女性は可能な限り最大最良の結果を出すためにプロセスに時間がかけることもあります。例えばランチの選び方も「はやい・やすい・うまい」と「うまい・やすい・はやい」の違いがあります。

 

どちらが男性的な考えか、女性的な考えかはおわかりでしょう。前者が男性的で後者がっ女性的だと考えられます。

 

職場は直線、自宅は曲線

 

従来のオフィスレイアウトは直線的なレイアウトが多く、四角形に区切られているレイアウトがほとんどでした。近年の若い企業では必ずしも直線的ではなく、ゆるやかな動線を描いたオフィスが見られます。テーブルひとつとっても円形だったり、かつてのオフィスでは考えられない家具が置いていることもあります。

自宅はというと確かに間取りは直線的ですが、曲線的なデザインの家具も多く見られます。照明やクッションをはじめ、家財道具も趣向を凝らしたものが多くあります。例えば楽器、特にギターなどがインテリアとして置いてあるだけで雰囲気が変わります。

 

曲線的な自宅で在宅ワークを行うときには、仕事スペースに関しては直線的にしたほうが集中力が高まり、創造的な仕事は逆に曲線的なスペースをつくるとよいと思います。

 

生活動線と仕事動線

 

自宅で仕事を行うときには、生活動線と仕事動線の2つを考える必要があります。生活動線は間取りにもよるので大きく変えることはできません。仕事動線は、1)生活の場で仕事をする、2)生活の場の一部で仕事をする、3)独立した仕事場がある、の3パターンに分けられます。

それぞれののパターンに応じて仕事の環境づくりを行うときに、直線と曲線を考えながらワークスペースを確保するようにしてみてはどうでしょうか。いずれも生活の場が目に入らないように壁や窓際に向かって仕事をすると直線の環境が得られやすくなります。

 

オンライン会議のときの背景は無地か直線的な背景を意識します。ワンポイントで絵や書が飾ってある程度にしておきます。

 

 

次回も在宅ワークとシンプルライフの続きをお話しします。